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大晦日の鐘 


毎年恒例で、年越し5時間前に温蕎麦で夕食にした。
のせるだけのエビ天やにしんで、ズズズ~っと簡単に。

「ねえねえ、ジョーヤの鐘、聞きに行かへんの?」と、食後のるーと。
ジョーヤて!梅酒みたいやな。(※チョーヤ)
日没後の冷え込みが厳しく、あぶを連れての夜歩きは可哀そうなので
見合わせるつもりでいた。なのに、ひとりヤル気満々の男児が。
「えええ~!行きたい!全然眠くないから、何時でも大丈夫だから!」
「あぶもいくー!ばいぼーぶだたら!」(訳:あぶも行く。大丈夫だから)
るーとのヤル気があぶにも伝わって、もうとっくに子供は寝る時間だと
いうのに、行きたいコールが沸き上がった。ウ…ウルサイ……

あぶには条件をつけられないが、るーとには「眠い、疲れた、寒いは
言わずに、家まで歩いて帰ること」を約束させて、11時を過ぎてから
家を出た。こんな夜中に、家族で近所を歩くのは初めて。
吹きつける風は猛烈に寒かったが、“異例の大晦日”にワクワクした。
いつもなら、るーとやあぶは寝てしまっている。ずむ君さえ、零時まで
持たずにダウンだ。私が一人でテレビの前で、日本各地の大晦日情報
を見聞きするのが恒例の時間帯なのに、今年は夜道を歩いている。

ゴ~ン……ゴ~ン……

「あっちから聞こえる!」目指す寺の方向からは、高音低音、いくつもの
鐘の音が重なり、徐々に大きさを増していく。このあたりは、大小の寺が
多く集まっている。「早く、早く!」歩みもテンションも自然と上がった。



散歩程度の距離を歩いただけで、テレビで見るような大晦日の光景の
中に立っていた。
「あと10分、もうすぐ年が明けるよ」
「2010年が2011年になるってことやな?」
「そう、そういう事。時計の針を見ててみ、もうすぐ重なるから」
年越しの実感を伴って言えたのは、何年ぶりだろう。
冷えたあぶの体を焚火に当てながら、零時を待った。



いい感じに手ブレたので、今年最後のるーとを修正なしで(↑)。
鐘は途中の寺でつかせてもらったので、年越しの前後は、鐘の音に耳を
傾けるだけにした。「明けましておめでとう!」……ゴ~ン、ゴ~ン……

10年近くこの地に住んで、初めて知ったのは、我が家でも鐘の音が
聞こえるということ。今までは、寝たりテレビを見たりしたから、
気付けないだけだった。ああ、なんて、もったいない!
きっとこんな風に、身近な中で気付いていないままの事柄が、まだまだ
眠っているに違いない。
探して、見つけて、掘り起して、つかむ。そんな一年に出来れば。

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