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丸ごと大丈夫 

昼間、母から電話がかかってきた。
母の仕事場から。手を休めた時にかけてくれたらしい。
「月曜日のブログを読んでね……」
あっ、るーとが幼稚園に復帰できなかった、あの話か!
時々母もブログを読んでいることを知っていたけれど、こうして
改めて話題に出されると、“母の受け止め方”が気になった。
孫のるーとの丸ごとを可愛がってくれている母。
幼稚園が嫌だ、私と離れたくないという、るーとの気持ちに
沿え切れなかった私の態度に、心を痛めていやしないだろうか。
「あれ読んでから、胸のあたりがきゅっと痛くてね……」
あ、やっぱり!いつになくトーンが下がっている母の口調に、
無意識に「ごめんね」と謝っていた。

「ううん。わかるのよ。どっちの気持ちもわかるのよ。
幼稚園に行けなかったるーとくんと手をつなぎながらモヤモヤして
いるゆんちゃんの気持ちも、ただお母さんと一緒にいたいだけで、
にっこり笑って欲しいというるーとくんの気持ちも。どっちも
わかりすぎるほどわかってしまって、胸が痛いのよ……」

私が結婚して家を離れるまでは、母とはケンカやすれ違いが
多かった。世の中の母娘全てが、姉妹のように仲が良いわけでは
ない。仕方がない、母とはそういう関係しか持てないのだから、
そう諦めている私がいた。
今では、母との物理的な距離が、私にとって心地よい近さと
なっている。時々メールや電話をする。ブログでこちらの様子を
知ってもらっている。(子育てブログの方では、日々のるーとの
写真も見てもらっているので) 会うのは月に1度か2度ほど。
るーとが産まれて4年近く経つ。
母は、その間、一度も私の育児に口を挟んだことがない。
「これはこうするものよ」「そんなことしたらダメよ」などとは、
一切言わない。ふとした時に「あなた、るーとくんのことを
よく見ていて、いい子育てしてるなぁと思って見てるのよ」と、
笑って言うだけ。どこがどう“いい子育て”なのかはわからない
けれど、そんな母の言葉は、私にとってとてつもなく大きい。

その昔、子供時代を生きた人。その後、3人の子供を育てた人。
今では孫がいる人。その母が、私を否定することを言わない。
いいんだって。これでいいんだって。母の顔をしている私の日々
は、これでいいだって。そう思うと、ふうっと力が抜ける。
「丸ごと大丈夫」
10代20代、事あるごとに衝突ばかりしていた母が、今では
私に触れない距離から、見えない手で包んでくれている……
それを感じている時、私は子供の顔に戻っているかもしれない。

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