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るーとの入院(2) 


大学病院に移って、診察・尿検査・血液検査・レントゲン撮影を
済ませた。採尿以外は、るーとは大泣きだった。(一番暴れたのが採血)
採血が終わると、左手の甲に点滴針が刺され、病室では長いチューブを
ぶら下げた生活が始まった。それと共に、私の24時間付き添い看護
生活も始まった。双方、ドキドキハラハラの初体験だ。

るーとの病名は「急性肺炎」。
中耳炎と急性鼻炎も発症していることから、内科治療と並行して
病院内の耳鼻科へも外来通院を始めた。緊急入院が必要になった
けれど、恐れていた腎臓の疾患ではなかったことに、ほっとした。
抗生剤が効き、熱が下がれば、尿蛋白も治まりそうだ。
主治医の見解では、推定入院期間は4~5日。経過が順調なら
週末退院。よかった、何週間も治療にかかる病気ではなかった。

「たーたん、たーたん……」
病室でのるーとは、何度も私を呼ぶ。すぐ側にいても呼ぶ。
「もっとこっちに来て。抱っこ、抱っこ……」
初日は特にひどかった。看護師が検温や血圧測定に来るたびに
泣いた。昼も夜も、泣いてばかりだった。
大人の入院なら、エーイと開き直ってベッドに横になるところだろう。
子供はそうはいかない。慣れない環境に怯えまくっている。
「これ、イヤ……これ、イヤなの、取って取ってぇ」
包帯でぐるぐる巻きにされた左手。そこから伸びる点滴チューブを
外してくれと泣く。夜中、やっと眠ったかと思うと、突然「取って!
取ってぇぇぇー!」と泣き叫びながら起きる。
かわいそうに、怖い夢ばかり見ているに違いない。
悪夢ぐらい、代われるものなら代わって私が見てやりたい。
2日目、3日目になると、点滴生活にも慣れてきて、チューブに
絡まって転びかけることもなくなった。
点滴を外せとは言わなくなったが、代わりに、針がきちんと刺さって
いるか、看護師に点検されることをひどく嫌った。
左手には、一切触れてほしくないらしい。

入院3日目の午後、血液検査をした。(また泣き叫んで暴れたが…)
検査結果を持って主治医が病室にやってきた。
入院時、「7」と高数値だったCRP(炎症反応)だったが、
48時間点滴を続け、抗生剤投与した結果は「4.7」。
減ってはいるがまだまだ高い。主治医も思ったより減っていないと
感じたようだった。(素人予測では1か2ぐらいに減っているかと)
熱は37度前後、ほぼ平熱に近い状態で落ち着いている。
食欲も少しずつ回復を見せ、元気も出てきた。それなのに「4.7」、
う~ん……入院が伸びやしないだろうかと不安になった。
尿の方は順調で、もともとあった潜血がプラス1以外、蛋白・
ケトンは「0」になった。CRP以外は順調だったので、主治医は
明日15日(木)に点滴を外し、一晩様子を見て問題がなければ
16日(金)に退院しようと言ってくれた。よっしゃ!予定通り!

相変わらずるーとの「たーたん、たーたん」は続いたけれど、
3日目・4日目になると、少しの時間なら病室を離れても、
るーと一人で待っていられるようになった。
「洗濯に行ってくるから、ちょっとだけ待っててね」
「早く帰ってきてよ。早くよ。バイバーイ、バイバーイ!」
初日は、私が部屋に付いているトイレに入るだけでも泣いたのに。
点滴が外れると、るーとの元気は一層増し、個室から出ることは
許されていないが、部屋いっぱいに動き回って遊ぶようになった。
そして、4泊5日の入院生活に終止符を打つ、退院日の朝が
やってきた。過ぎてしまえば、短い入院だったように思う。

※後ほど、るーとの入院(3)に続けます。

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